助産師&ずぼらかあちゃん☆azusan☆の気まぐれ日記

高校球児と思春期真っただ中の中学生女子の子育てから学ぶこと、気持ちが楽になるちょっとしたコツなどの子育て関連。野球関連。助産師の資格を生かした妊娠・出産・育児や、資格取得に関することなど、気まぐれに情報発信するブログです。

祝い事の縁起物~紅白饅頭が共通認識ではなくなる?!~

☆本日のトピック☆

 

中学2年のたぁは、先日先輩たちの卒業式に参列してきました。

中学1年生は卒業式当日はお休みになるので、中学校の卒業式は初めての参加でした。

 

卒業式といえば、“紅白饅頭”!!

と信じて疑いもしていなかった私は、たぁが持って帰ってきたものを見てカルチャーショックを受けましたΣ(゚Д゚)

 

開封した瞬間、たぁがすぐに食べ始めちゃったので、“白”にあたるプレーンの写真がありませんが・・・、

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 プレーンとストロベリー味の焼きドーナツだったんです☆彡

 

確かに、お餅は好きでも、まんじゅうを好きな子って少ない気もします。

なので、実際に子どもたちに喜んで食べてもらえるのは、焼き菓子の方なのかもしれません。

 

でも、なんだか寂しいなって思ってしまします。

 

卒業式の祝い品は、“祝”と印押しされた紅白饅頭が当たり前で、逆に言えば“紅白饅頭”をみて、卒業式の季節を感じてたので、なんだか寂しいのです。

 

プレーンの方は、もはや白ではなく、黄茶色ですしね💦

 

ネット調べてみると、最近では紅白饅頭ではなく、焼き菓子や食品以外のギフトを贈呈している学校も増えてきているそうで、またひとつ、『世代別あるある』が増えてるんだなって実感しました。

 

そもそも、なぜ、お祝い事に紅白饅頭なのか?

 

 

卒業式に限らず、結婚式や出産の内祝いなどのお菓子の定番である紅白饅頭は縁起物として重宝されていますが、なぜ縁起物なのかな?と考えてみました。

 

おせち料理とか、縁起物の食べ物はよく意味が込められてたりしますよね。

 

縁起の良いとされる食べ物ををあげてみみました。

 

いわゆるゲン担ぎのようなものですね。

  • 昆布=喜ぶ
  • れんこん=穴がたくさん開いているため、見通しが良い。
  • 栗きんとん=黄色く鮮やかな色から、見た目が金銀財宝に例えられ、金運や豊かさを運ぶ。
  • 黒豆=黒色は魔よけになると信じられており、厄を払う。
  • 紅白かまぼこ=かまぼこの半円の形は、新しい年の象徴の日の出を表しており、紅はよろこびや魔よけ、白には神聖といった意味がある。
  • 伊達巻=巻物(文書)に形が似ているため、学業成就。
  • 数の子=子宝に恵まれ子孫繁栄が叶う。
  • もち=長く伸びて切れにくいので、寿命が長く伸びる。

などなど、縁起物って本当にいろいろありますね。

 

そういえば、前にたぁが入っていた野球チームでは、ここぞとの大会の前日には、一斉メールで、『今日の晩ごはんはチキンカツカレーにしてください』って連絡が来ていました。

  • チキンカツカレー=文字の音をいじって、キチンと勝つ。チキンなハートに勝つ。

だそうです。

朝ごはんには、

  • 納豆ご飯=粘り強く頑張るために。
  • ウインナー=Winner

昼ご飯には、

  • おむすび=良い結果を結びつける。
  • 具は鰹節=勝つというゴロ合わせ。

 

我が家はあまりゲン担ぎはしない方ですが、ネバネバ食品だけば、粘り強く強い体を作ると信じて(栄養素的にもつながるものはありますし)、納豆は毎日だし、おくらやめかぶ、長芋はよくいただきます♡

 

回りくどくなりましたが、本題の・・・、

 

なぜ紅白饅頭が縁起物なのか?

 

まずは、『紅白』という色に意味を持つとされています。

紅白かまぼこで先に述べた意味もあるように、紅白の色はめでたい、お祝い、縁起が良いとされており、入学式や卒業式などのお祝いの席では紅白の幕が張られたり、いろんなところで紅白は使われます。

 

紅白の由来は諸説あるようですが、赤色が赤ちゃんの出生を意味し、白色が死装束の色のように死や別れをいみするところから、その二つの色を組み合わせることによって人生そのものを表している説が有力のようです。

 

紅白の色々。

めでたいだけでなく、運動会や剣道競い合う場面でも、紅白戦といって、『紅白』が使われます。

この期限は、源平合戦で源氏と平氏が赤と白の旗印に分かれて戦ったことにあるとされています。このことから相対する二つの組という意味でつかわれるようになり、紅白戦の由来となったようです。

 

年末の日本の風物である、紅白歌合戦ですが、私は勝手に、紅=女性と白=男性の競い合いだから、紅白歌合戦と名付けられたと思ってました。

だけど、2018年の紅白歌合戦の番組で、番組名名づけの由来が説明されてましたね。

男女で歌合戦をする案が上がった時の担当プロデューサーが、元剣道部だったため、二つの組が競い合うと言えば“紅白戦”だったため、紅白歌合戦になったそうです。

 

 伝統は、その時代その時代で流動的に変化・適応させながら、受け継がれていくものかと思いますが、根本的な目的や意味がなくなってしまい、表面的なものだけ、形だけのものが受け継がれていくことに、なんだかむなしさを覚えてしまうのでした・・・。