助産師&ずぼらかあちゃん☆azusan☆の気まぐれ日記

高校球児と思春期真っただ中の中学生女子の子育てから学ぶこと、気持ちが楽になるちょっとしたコツなどの子育て関連。野球関連。助産師の資格を生かした妊娠・出産・育児や、資格取得に関することなど、気まぐれに情報発信するブログです。

≪立志式≫橋本佐内さんの『啓発録』から学ぶこと

今日、たぁの立志式でした。

2分の1成人式や、立志式とか、私の子どもの時はなかったなぁ・・と思いつつ、その目的とか意味など調べながら振り返ってみます。

 

二分の一成人式に関しては、これまで育ててくれた親への感謝の気持ちや、将来の夢を発表する機会になっていますが、いろんな家族形態や子どもの背景(虐待など)など多様化しているこのご時世、賛否両論のようですね。

 

【立志式】

元服にちなんで(数え年の)十五歳を祝う行事。参加者は、将来の決意や目標などを明らかにすることで、大人になる自覚を深める。』大辞林より

 

元服とは、時代や身分などによっても時期は異なるそうですが、奈良時代以降に始まった儀式で、髪を結い、服を改める成人儀礼のことですが、15歳前後に行われていたため、現在では中学2年生の2月ごろに学校行事=立志式、として行われてるようです。

 

歴史上の15歳というと、大人なんですね・・・。

 

現代では、十五歳はまだまだ大人とはされませんが、人生の中でいくつかのポイント、節目があるとしたら、はじめの一つになりうるような、大切な時期だなって、たぁを見てるとしみじみ思います。

 

まだまだ子どもと思っていたら、知らない一面や成長を目にしてハッとしたり。

生意気なこと言うくせに、やってることは全然幼かったり。

 

思春期真っ只中の育児に、戸惑ったり、悩んだり、

そうかと思えば、私の知らないうちに成長していることもたくさんあったりで、子どもにとって、節目や転機となる本当に大切な時期だなって思います。

 

孔子の有名な言葉からもわかりますね。

「子曰く、『吾、十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る』」

十五歳:「志学」「立志」

三十歳:「而立」(じりつ)

四十歳:「不惑」

五十歳:「知命」

 

孔子は十五歳で学問で身を立てる決心をしたのですね。すごいですね。

ただ、個人的には、人生のどのステージでも立志できると思っています。私自身、まさか三十代半ばで助産師資格をとるために学生に戻るなんて思ってもなかったし、いろんな人生経験をしたからこそ感じる学びがあったしで、思い立った時がその人の立志ですよね♪

 

十五歳は、危うくもろい時期とも思います。

 

節目として立志することは素晴らしいことだとは思いますが、きっと今はまだ、もう少しゆっくりしたい子もいると思うか焦らなくてもいいんだよっていう気もする・・・。

 

私は、たぁの小学3年生の3学期に離婚しました。

それも原因にはなってると思いますが、なんせ考え方や行動が幼ないと担任の先生から言われ続けました。

小学校5年生の頃の担任には、発達障害の可能性があるとカウンセリングを勧められたこともあります。

幸い、お友達を傷つけたりとかはなく、また感情の起伏が激しいとか攻撃的とか暴力的とかはなく、

  • 片付けができない
  • 忘れ物が多い、物の管理ができない
  • 楽しいことに夢中になると、分別がきかなくなる。(チャイムを鳴らさない学校だったので、自分たちで時計を見て行動をしなければならないのに、昼休みが楽しすぎて5時間目にちょいちょい遅刻したり・・)
  • 帰宅後、遊びに行ったら帰ってこず、何度も公園に探しに行ったり
  • 1学期間に1回くらいの夜尿が中1の1学期まで続いたり

 

1か月に1回は必ず先生から電話がきてました。

この子は大丈夫だろうか?

私の育て方が悪かった?

私のせいだ・・・。

中学1年生のときが、ある意味ピークに大変で、たぁが一番不安定な時期でした。成績もダダ下がり!急降下!!でした。

本当に、この子の育児放棄したいって思ってしまったこともありました。

 

そんなんだったけど、たぁ、中学2年の2学期ごろからなんだか急に成長してきたんです!

1年生の頃から持ち上がりの担任の先生や、その他の学年の先生からもびっくりされるくらい、いろんな意味で落ち着いたんです!!(遊びつくしたんですかね・・笑)

成績も上がってきたし✨本当によかったです。

 

そんなこんなで、なんと、まさかのそんなたぁが、クラス代表としてステージで立志の言葉を発表しました!!

体育祭では活躍することはあっても、こういう場で選んでもらったこと自体が人生初でした!

それに、この認められた経験が、さらにたぁの自信につながったようで、今、すごいたぁが頼もしく見えます。

3月のホークスカップに向けて、野球の自主練も頑張っています。

自分で考えて、自ら行動を起こせるようになったことが、母はこの上なくうれしいよ・・・(ToT)/

 

話は変わりますが。

校長先生のお話で、橋本佐内さんという『啓発録』の著者の紹介がありました。

昨年の大河ドラマ“西郷どん”では、相葉くんの親友である風間俊介さんが演じられてた歴史上の人物です。

 

橋本佐内さんは15歳の時に『啓発録』を著したそうで、さぞ幼い頃からすごい方なんだろうと思ってしまいましたが、子どもの頃の橋本佐内さんご自身で、「自分は何をしてもおろそかで注意が行き届かず、しかも弱々しくてぬるい性格であるため、いくら勉強しても進歩がないように思う。一体どうして自分は駄目なのか。そう思うと情けなくてたまらず、毎晩涙で布団を濡らす。」と語られたそうです。

歴史上でもすごい方がそうなんだから、必要以上に心配する必要はなかったなって、今頃になって思ってしまいます。

 

『啓発録の五訓』

1・稚心を去れ

稚心とは「幼心」のこと。つまり「子どもっぽい心」のこと。自分を変える第一歩を、稚心を捨て去ることだと考えました。遊びを好む心、父や母の目を盗んでは仕事や勉強をさぼり、そのくせ困ったことがあればすぐに父や母に頼ろうとする心、そのような心が残っていれば何をやっても上達しない。

2・気を振るう

気とは負けない心を立てることであり、くじけてなるものかという魂こそが人を変えるエネルギーになります。

3・志を立つ

自分の心の赴くところを定め、一度こうと決めたらその決心を失わないように努力する。

4・学に勉む

優れた人物の素行を見倣い、自らも実行する。また、学問では何事も強い意志を保ち努力を続けることが必要だが、自らの才能を鼻にかけたり、富や権力に心を奪われることのないよう、自らも用心し慎むとともに、それを指摘してくれる良い友人を選ぶよう心掛ける。

5・交友を択ぶ

同郷、学友、同年代の友人は大切にしなければならないが、友人には「損友」と「益友」があるので、その見極めが大切で、もし益友といえる人がいたら、自分の方から交際を求めて兄弟のように付き合うのが良い。

 

う~ん・・・、

突っ込みたくなるような内容も多々あったりはしますが、よくいう親の立場からしたら理想といえば理想なのかなぁっても思います。

 

時代も時代だし、そう高望みするつもりもないけど、多少なりはこの啓発録を心にとめ、たぁなりのペースで、たぁなりの考え方で啓発していってもらえたらなって思います。

 

皆の前で発表した、たぁの夢!達成できるといいね!!

ただ、今は、たぁにはあえて言わないけど、

夢はいつでも軌道修正できること。

達成できなかったとしても、そこからみえる新しい景色があること。

母はいつでもたぁの応援をしていること。

 

必要な時に必要な分だけ、伝えていこうとは思うけど、できれば、そのことに自分で気ける人になってほしいな。

 

失敗とかして、心が折れたとしても、またそこから立ち上がれる人になってほしいというのが、私の願いです。

 

そのための立ち上がる練習として、今のうちにたくさん挑戦して、たくさん失敗すればいいと思ってます。

私もそのたびに、きっと一緒に心が折れるんだろうけど、一緒にがんばろう~!

 

まずは、ホークスカップと中体連!

それが終わったら、受験だ~ね~~(;^ω^)